いい写真とは?完

勉強しないといけないのだが、つい写真について考えてしまうので、ここに書いて一旦の区切りを付けたいと思う。

今日考えていたことは、いい写真とは何かという問いについてだ。

ここ2、3年、特にフォトコンテストに参加したり、美術館をめぐったりし始めたここ3か月ほどずっと考えていたテーマであるが(というかこの前も書いた気がするが)

フォトコンテストで入賞した人や落ちた人のツイートを見たり、米津さんの褒めていた曲を聞いたり、色々しているうちにようやく僕の中での答えがまとまりだした。

まず、いい写真とは「誰かがいいと感じられる写真」であるように思う。

・・・バカにしている訳ではない。説明させてほしい。

例えば、僕が「これはいい写真が撮れた」と思えばそれはいい写真だし、見た人が「これはいい写真だな」と思えばそれもまたいい写真だし

要するに、見る人の人生の中で培ってきたものと写真が共鳴し、その結果としていい写真だと感じることになれば、それはまさしくいい写真と言えるのではないかと言いたいのだ。

そしてこれはその他の芸術においても同じことが言えると思う。

文芸も、音楽も、演劇も、踊りも、誰かがいいと思えば、それはいい作品なのである。

でも、それなら世の中のすべての作品が、いい作品と言えるのではないか?

そんなにいい作品ばかりなら、コンクールなどで優劣が付いたり、美術館に並ぶ絵と並ばない絵があったりするのはおかしいのでは?と疑問に感じる人もいるだろう。

実は、僕自身それらの問いに悩んでいたのだが、こちらについても答えがでた。

「評価軸が違う」というのが正解だと考えている。

例えば、美術館に飾られるような作品は「大勢がいいと感じられる」という評価軸、コンクールであれば「テーマとマッチしていると審査員が感じる」という評価軸である。

作品につく金額についても「大勢の人が欲しいと感じる」という評価軸で納得できるし、テーマがないコンクールなどは、ずばり「審査員の心に刺さる」という評価軸だろう。

ここまで考えて、気が楽になった。

僕がコンクールに作品を出すのは、自分の写真を色々な人に見てもらい、共感して欲しいからだと、再定義できたし

とりあえず、過去のお気に入りの写真を貼っておくので、是非皆さん見てください。

僕は勉強に励むことにします・・・