適切な批判をすることは非常に難しい。
というか、そもそも適切な批判とは何かというところが難しい。
僕は適切な批判とは「相手のことを考えて」「感情的にならず」「相手の誤りを論理的に指摘出来ている」ものだと考えているが
この段階で既に価値観の違いが表れそうだ。
相手のことを頭ごなしに否定するのが批判だと思っている人もいるし、同じテーマに関して自分の意見を淡々と述べるのが批判だと思う人もいる。
最近は訴えるという手段が普及し減少傾向にあるが、人格を攻撃するような批判をする人もいた。
僕はこういう人たちの批判について、相手に不快な思いを与えるだけで、生産性がないと考えているが
自分の批判について生産性があるのかと言われると、こちらもやはり、相手によっては全く意味のないものかもしれないと思ってしまう。
相手も相手で、人々に関心を持ってもらうために、主語を大きくして批判を煽るような人もいるし
こちらが「常識」と思っているようなことが、全く通じない相手すらいる。
と、ここまで読めば、世の中には批判というものは必要がないのではないかと思うが
僕はそうは思わない。
批判によって生まれるものも必ずあるからだ。
システムの改良や、作品のアイデア、新しいものの考え方などなど、批判がないとここまで便利な生活は実現しなかっただろう。
このように、何かを創出できるような批判こそ、僕は適切な批判であると思っているし、それが実現可能な批判は、やはり先に挙げた三つの条件が伴っている批判だと思っているが
世の中当然色んな人がいる。
皆さんとにかくよく考えて批判しましょう。