他人の文章を味わう

今日初めて他人のブログを読んだ。

正確に言えば、初めて、自分の中でこれまで実体を持たなかった他人の、ブログを読んだ。

これまで、既に顔と名前を知っている有名人のブログはいくつか見たことがあったし、僕の大好きな米津玄師さんのブログについては当然のように全記事読んでいたが

(そろそろ僕がどれだけ米津玄師さんが好きか知らない読者も出てくると思うので、ここに愛を語った記事を引用しておく)

顔も名前も知らない初めましての人の内面に、ブログを通して侵入するのは初めての体験だった。

見たこともない、他国の食材を生で食べているような感覚だった。

本や新聞など、複数の手によっておいしく料理されたような文章や、情報を伝えるために書かれたぱさぱさのカロリーメイトの様な文章とは違って

それぞれの良さがにじみ出た、形がいびつだったりもするが、みずみずしく生を感じられる文章

それぞれに特徴があり、作り手の顔や性格まで見えてくる気がする。

僕の文章はどんな風に思われているのだろうか。

こんな少々ゲテモノ感のある文章から、見るからに美味しそうな文章まで、色々な種類の文章を書ける、大きな畑を持った人間になりたい。