清貧??

清貧という言葉が嫌いだ。

今の時代に合っていないと感じるからだ。

インターネットなど通信サービスが普及したこの時代、世界との距離はどんどん縮まっている。

物のやりとりも、お金のやり取りも、人材のやり取りもどんどん白熱していく中で、清貧など唱えている国はどこにもない。

ましてや食料品をはじめ、様々なものを輸入に頼っている日本、清貧などとぬかしていれば、たちまち諸外国にあらゆるものを奪われていくだろう。

現に奪われつつあるかもしれない。

そうなれば、残るのは本当の貧しさだけだ。

皮肉なことに、清貧を唱えられるのは、日本が豊かな国だったからなのだ。

現に清貧を唱えているのは、なんだかんだで生きていける位のお金がある人だけだろう。

清貧は勝手にやるもので、押し付けるものではない。