写真を征服する
6、7年写真に取り組んできたにしては恥ずかしい話なのだが、今日初めて自分の撮った写真を印刷してみた。
理由はフォトコンテストに応募するためであり、他の人の体験談を参考にしながら、紙を買ってきて、プリンターの設定をして、余白の設定をして…などと四苦八苦しながらやっていたのだが
いざ印刷された「生の」写真を見てみると、やはり労力に見合うだけの「よさ」があった。
まず、光を当てられるのである。
何を当然のことと思われるかもしれないが、ずっと画面から発される光で写真を捉えていた僕からすると、光の当たり方によって写真の印象が変わるというのは凄く大きな発見であった。
また、写真と紙の種類に相性があることや、余白の取り方でアピールができるということも身をもって知ることができた。
特に前々からコンテストに出したいと思っていた作品が、理想的な形になって現れた時には、本当にこれまで撮った作品をすべて印刷してやろうかと思ったりもした。
でも、何より大きかったのは、征服感であった。
これまで全く考えていなかったのだが、作品を形にすることで、急に写真という趣味が1つの最終点まで行きついたように感じた。
撮って、調整して、形にするのが写真だと言われる理由がよく分かった。
これからはもっと味わい尽くしてやる。